快眠には欠かせない枕。 形や素材も豊富で、感触や音、ニオイ、フィット感など、自分に合った枕を 使用することで理想的な睡眠を得ることができます。
肩の筋肉と首の頸椎(7つの骨)に無理な負担がかからないよう正しく支えるため、自分に合った高さの枕を選ぶことが大切です。
図のように顔面の仰角を約5゜に保つのが理想的。その際、後頭部の高さAは1.5~4cm、頸椎の深さはB2.5~6cmの範囲が標準的です。ここでいう高さとは、枕に頭部をのせた実質的な高さのことで、製品の見かけの寸法ではないことに注意してください。
高すぎる枕
首の下に隙間ができ、顎が引けた状態になるので、肩や首の筋肉へ負担がかかり、頭痛・肩こり・いびき等の原因になります。枕が適正でも柔らかすぎるマットレスの場合も同じ状態になります。
低すぎる・偏った枕
頸椎を支えられないので負担がかかり、寝違えや肩こりを誘発する原因にもなります。
顎が上がる枕
頭部が沈んで首は伸び、顎が上がった状態になるので、血液が頭部に下がり、脳への刺激が増えて眠りも浅く、いびきの原因にもなります。
枕の無い状態
頸椎を支えられないので負担がかかり、顔のむくみや肩こりを誘発し、頭部が落ち着かないので眠りが浅くなります。
吸湿発散性
発汗によって生じた湿気を吸収し、発汗作用を妨げず、スム-ズに循環・発散させるもの。
通気性・放熱性
通気性が良いものは、熱を含んだ空気を素早く逃すので放熱性も良くなり、頭寒足熱の状態にします。
弾力性
ただ柔らかいだけでは頭が落ち着いて収まりません。詰物の偏りが少ないものを選ぶことが大切です。
支持性
適度な硬さの詰物で頭部をしっかり支え、理想的な高さを保つ支持性を備えているもの。
衛生性
素材に抗菌・防臭・防ダニ加工を施したものや、枕がウォッシャブルタイプのもの。